エコマイトについて

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SAIGENは、廃棄物ゼロの世界へ

SAIGENは、産業廃棄物の取り扱いを開始してから、2025年で70周年を迎えます。
これまで、法改正や地域環境への対応、そして何より安心・安全な運営を心がけ、工場も段階的に拡大してまいりました。その都度、最新の技術を積極的に導入し、品質の高い分別を実現できるよう、破袋機・除袋機・大型揺動選別機・AI選別機などの設備を整備してきました。これらのリサイクル設備は常に最新の状態へ更新し、安全で正確なリサイクル中間処理を行っております。
 
SAIGENではこれまで、焼却や埋立てによる処理しかできなかった廃プラスチックなどの難処理物を、製鉄所などで使用される製鋼副資材へと再生できるよう技術を高めてきました。高度な分別技術に加え、環境に配慮した設備のもと、高品質な製鋼副資材を安定的に生産できる体制の構築を目指し、さらなる進化を続けています。
製鋼副資材は、まだまだ全国的に設備が少ないため、当社は関西で数少ないプラントとして早期導入を進めています。
「埋めない」「燃やさない」を実現するケミカルリサイクルは、SAIGENが次のステージへ進むための重要な一歩です。

エコマイト

Ecomite

製鉄所で主にフォーミング抑制剤として使用されます。SAIGENでは,
和歌山の大瀧商店が開発された高品質のフォーミング抑制剤「エコマイト」を製造を開始し、近年、国内の大手製鉄所で採用される予定になっております。

廃棄由来の製鋼副資材エコマイトケミカルリサイクルに向けた新たな取り組み

廃プラスチックを新たに活用する動きが広がっており、その一つが製鋼副資材への活用です。
この取り組みは、製鋼製造の効率化やケミカルリサイクルの推進を可能にするものです。大手製鋼メーカーでの採用が進む一方、品質管理や設備投資が課題となっています。今後、業界全体で持続可能な鉄鋼製造を実現していくためには、どのような取り組みが必要であるかが問われています。
SAIGENでは、さまざまな産業廃棄物を取り扱っております。ほとんどの資材は細かく分別を行い、リサイクルしておりますが、それでも処理しきれず残ってしまう素材があるのが現状です。
そこでSAIGENでは、廃プラスチックを製鋼の特定工程で活用可能な製鋼副資材「エコマイト」へと再生させる準備を進めております。これにより、従来は難しいとされてきた産業廃棄物を新たな形で活かすことが可能になります。
今後は、この取り組みを通じて、焼却や埋立てに頼らざるを得なかった廃棄物を再資源化し、廃棄物ゼロ・埋立ゼロの実現を目指してまいります。

製鋼副資材とは

Secondary Material

製鋼副資材とは、製鋼工程、製鉄工程において炉内に添加するもので、フォーミング抑制(鎮静)、脱酸、脱硫、脱リン、加炭等の役割を担うもので、鉄屑、シュレッダーダスト、ペーパースラッジなどの様々なものを製鋼副資材として使用しています。製鋼副資材は製造メーカーから製鉄所への輸送の際や、製鉄所内における搬送時に崩壊しないようにするためある程度の強度が要求されます。搬送中に崩壊してしまうと、場内での回収、清掃作業の発送による業務効率の低下だけでなく、崩壊した粉状の製鋼副資材は炉内に投入できないため、廃棄物となり添加量の歩留まりがわるくなるなど様々な問題が発生してます。また、従来の製鋼副資材は炉内に投入してすぐ十分な効果を発揮しますが、炉内では短い時間で崩壊して消滅してしまいます。製鋼副資材としての効果(フォーミング抑制や加炭効果など)が急激に低下してしまうため、頻繁に添加剤を投入しなければならなくなりトータルの使用量が多くなってしまいコストが増大するという課題がありました。これらの製鉄業回の課題を解決するため、廃棄物処理業界のリサイクルノウハウを存分ん発揮して生み出されたのが『エコマイト』です。

 

製鋼副資材

スミマイト

〈主原料〉炭材
エコマイトを進化させた製品。
・コークスを使用しないで作るため、石炭などから出るCO₂の排出を削減することに貢献できうる素材。さらに、天然資源を使わないことであらゆる面でコストダウンを可能になります。
・電気炉メーカーで石炭(無煙炭)使用量の削減ゼロを実現。
・発熱量はほぼコークスと同じ扱いで使用が出来る。
・耐熱性が高いため、完全に分解しない。
 

製鋼副資材

エコマイト

〈主原料〉 樹脂70%+鉄粉30%
サーマルからケミカルにリサイクルの分類の変化を目的とし、樹脂に含有する炭素を有効活用する為の製鋼副資材。
・鉄スクラップを溶かす際の昇熱・加炭効果を発揮できる。
・昇熱・加炭材と同形状で類似構成。
・発熱量はコークスと同等。
・一定の割合で、コークスの代替使用が可能。
・一般的なRPF(廃プラスチック類や古紙などマテリアルリサイクルが困難な産業廃棄物を原料にした固形燃料)と異なり燃焼温度を鉄の溶融温度近くまで高めているため、燃焼ロス、煙・ニオイの発生を減らし、高炉内でしっかり効果を発揮する。
・特別な設備は必要とせず、予備加熱炉での利用が出来る。
 

加炭材として

ケミカルリサイクル

溶解炉・電気炉を用いて鋼材を製造する方法があります。この場合、主な原因は鉄スクラップで、石炭やコークスを利用し、溶解・精錬しておりましたが、製鋼副資材【エコマイト】は、このコークスの代替え品として、活躍します。【エコマイト】を使用することにより高い成形密度になり、炉内でゆっくり反応し加炭効果が得られるとされております。さらに天然資源代替えとなります。

 
【従来型】
【新提案型】
天然資源の代替えとして活躍

フォーミング抑制材として

ケミカルリサイクル

鋼材を生成する際に、高炉で溶けた鉄を作り出し、次に天路で炭素や不純物を除去することで金属精錬工程をへます。精錬工程の際に発生するフォーミング現象の抑制剤として、製鋼副資材【エコマイト】は、活躍し始めました。フォーミング抑制剤として入れることで、スラグ層で燃えて気泡の通り道を作ることができるため、従来型で起こる発泡現象を抑制することができるため、溶解鉄を鎮静化させることでより良い鋼鉄を作ることが期待できます。

 

フォーミング抑制剤とは?

フォーミング抑制剤とは、溶鉱炉での金属精錬の際に使用される添加物の一種です。役割としては、フォーミング抑制剤は、主に二酸化ケイ素(SiO2)や三酸化硫黄(SO3)などの無機化合物からなります。

フォーミング抑制剤とは、溶鉱炉での金属精錬の際に使用される添加物の一種です。
溶鉱炉に投入することで、泡立ちと呼ばれる現象を抑える役割があります。
当社では、廃プラスチックなどの産業廃棄物をフォーミング抑制剤に再資源化しています。
高炉メーカーや電気炉メーカーでご好評いただいておりますので、気になる方は気軽にお問い合わせください。

サーキュラーエコノミー

Circular Economy

※イメージ動画

「サーキュラーエコノミー」は、英語では”Circular Economy”と表記され、CEと略されることもあります。日本語では「循環型経済」と訳されます。2015年、欧州委員会は、気候変動や環境問題への対処と同時に、雇用創出や経済成長・投資・社会的公正を促進し、社会課題を解決することを目的とするEU共有の枠組みである「サーキュラーエコノミー・パッケージ」を採択しました。これを契機に、サーキュラーエコノミーは世界へと広がっていきました。
「採掘し、製造し、使用した後にそれを利用して再び製造する」という円の形で循環させる経済システムを指しており、SAIGENは、この循環型経済の輪に入った活動をし始めます。
ちなみにサーキュラーエコノミーとは、対になる言葉としては、リニアエコノミー(直線型経済)がありますが、それは、大量生産・大量消費社会に見られる「資源・エネルギーを採掘し、製品を製造し、使い終わったら廃棄する」という一方通行の経済システムがあります。

 

SAIGENが考える3つのメリット

ケミカルリサイクルに分類

ケミカルリサイクルの取り組み
廃プラスチックからエコマイトを製造し、製鋼副資材として使用することは、ケミカルリサイクルに分類されます。ケミカルリサイクルは、プラスチックなどを科学的に分解し、新しい製品の原料として再利用する取り組みです。マテリアルリサイクルが難しい廃プラスチック類を鉄や鋼の原料として活用することにより、排出元からも評価も高まると同時にサーキュラーエコノミーの実現に近づく一歩となります。
 

リサイクルソリューション 生成
マテリアルリサイクル 再生樹脂化 パレットなどの製品
ケミカルリサイクル 高炉原料化
コークス炉化学原料化
ガス化
油化
高炉還元剤
コークス炉原料
化学肥料、熱利用
生成油
サーマルリサイクル 固形燃料(RPF)化
セメント原、燃料化
RPF利用
セメント製造用の原燃料

あらゆる原料からの製造が可能

 塩ビ、ガラス、汚泥など処理困難物も対象

廃棄物処分業の会社がエコマイト製造事業に取り組む最も大きなメリットが、塩ビや埋め立て処理されるような処理難物を原料として活用できる点です。塩ビは焼却時や燃料化時、塩素に厳しい制限がある為、埋め立てて処分されることも多いのが現状です。製鋼・製鉄工程におけるエコマイト等の製鋼副資材は全体の1%未満の割合で使用されるため、塩素濃度が高くとも生産フロー設備にはほとんど影響がありません。

高収益事業の可能性

コークスの代替えにも
エコマイトは、鉄と廃プラスチックの主原料とし、従来の製鋼副資材と比べて圧潰強度を80倍以上に高めた高性能な製鋼副資材です。炉内投入後も長時間にわたって形状を維持しながら沈降し、効果を持続させることができるため、歩留まりの向上とコスト削減に大きく貢献します。さらに、従来品が溶鉄表面で燃焼してしまうのに対し、エコマイトは確実に溶鉄表面で燃焼してしまうのに対し、エコマイトは確実に溶鉄内部へ沈み込むことで、炭素成分を効率的に溶鉄中に残すことができ、精錬時に必要なコークスの使用量も削減可能です。まさに、製鉄所にとって理想的な製鋼副資材と言えるでしょう。
 
リサイクルできず埋め立て処理を行なっていた塩ビや、CFRP、ガラス、プラスチックにアルミが蒸着されたPTPシートなどリサイクル適正の低い廃棄物も原料として活用、有価売却ができるため、埋め立て処分場に持ち込んでいた処理費用を大幅に消滅することができます。
このような処理難物を積極的に受け入れケミカルリサイクル出来る旨をPRすることで新規取引先の開拓による売り上げアップも期待できます。

日本の抱える問題

Garbage Problem

我が国は、世界的に見ても極めて高いプラスチックゴミリサイクル率87%に到達しております。しかしながら、廃プラスチックは長年にわたりその処理の難しさが問題視されております。現状における主な処理方法は埋め立てですが、プラスチックは埋め立て後も微生物による分解がしづらく、長期間にわたり残存し続けます。我が国においては、処理を要する廃プラスチックは増加傾向にあり、このままのペースでごみ量が増加し続けると、国内の最終処分場の残余年数はわずか20年ほどと環境省は予測しており、早急な対応が求められております。
これらの廃プラスチック問題を、埋め立てや焼却といった従来の処理方法ではなく、熱分解法やガス化法といったケミカルリサイクル技術によって解決しようとする動きが活発化しており、SAIGENとしてもこの問題に取り組んでいきます。
ここまでのケミカルリサイクルは、SDGsの取り組みにも関わってくるものでCO₂削減にも大きく関わってくるものに変わると考えております。